〇舌下免疫療法を受けられていた方
患者さま
20代 女性 会社員 大阪府枚方市
初回
2018年2月
〇花粉症|来院までの経緯
一昨年1月からから舌下免疫療法を受け鼻水や目のかゆみの辛さは治っているが今年に入り、関節のあちこちに痛みと腫れ、皮膚炎が出てきた。発熱を機に病院で相談すると副作用の恐れがあるとのことで一時中断することになった。すると例年のように鼻水と咳、目のかゆみが出始めたために薬以外の方法を探して、来院する。
花粉症の症状
鼻つまり、目のかゆみ、喉の痛みは舌下療法をしてから軽い
左膝全体と左肘、肩に腫れがあり、運動痛あり
下腿の前と前腕部に赤黒い皮膚炎あり
後頭部の頭重感と痛みがある
体がだる重くてしんどい
当院での検査結果
SPO2 97%
1秒間 肺活量80%
体幹テスト;胸型
東洋医学的検査;腎虚心実
骨盤;左後方回旋
椎骨;TH3-4、TH6-7、TH11、L5-4
左肩関節外転60度
花粉症への施術方針
いわゆるデトックスがはじめの取り組みになります。皮膚炎は一時的にひどくなりますが必要な過程です。
頭蓋骨調整と肩背部へのアプローチにより呼吸機能を安定させながら副鼻腔の排泄機能を高めることが大切です。
内容
鍼灸;肝虚肺実
整体;肋骨調整・椎骨調整・横隔膜調整
※東洋医学の施術は毎回、変化に応じて変わりますのでご了承ください。
施術計画の提案
週2回;4週間
週1回;6カ月
その後は経過を見てから再提案としました。
2回目来院時
幾分、スッキリした感じでよく眠れた。
朝、起きた時にくしゃみと鼻水が出た。
3回目来院時
激しい膝の痛みが半日くらい続いたがその後、腫れが引いてきた。痛みはあるものの深く曲げられる。肩も動くようになっている。
4回目来院時
くしゃみと鼻水が激しく出た。目ヤニが出て、固まったために目が開けられない。
10回目来院時
不思議とくしゃみと鼻水のピークは過ぎた様子。これなら耐えられる。
15回目来院時
5-6回、夜間に下痢をした。眠れなかったがスッキリ感がある。
20回目来院時
花粉ではなく普通の風邪を引いたような感じ。熱があり、咳が出る。
25回目来院時
咳が続いている。汚い色の痰が出る。
30回来院時
咳はマシになった。痰は継続して出ている。
よく眠れる。
35回来院時
関節の腫れや痛みはほとんど感じていない。
50回目来院時
花粉のシーズンだが鼻水やくしゃみ、目のかゆみに苦しむことはない。出るのは出ているが鼻詰まりもないので楽に過ごしている。関節痛はない。
花粉症に関する施術は完了。
施術者より
お薬を抜いてからの反応を心配しておりましたが予定通り、推移してくれた様子に安堵しています。
養生法への取り組みもお忙しい中、がんばってくれたお陰と感じています。
体のサインをやり過ごすのではなく、素直に受け入れることでアレルギーは克服できますので引き続き配慮しましょう。